労働基準法を守らない会社 ― 2007年11月29日 12時22分44秒
就職活動をしていて結果的に内定をもらう会社が中小企業ばかりになっているので 仕方がないのかもしれませんが、労働基準法を守らない会社がいまだに目立ちます。
私がそれを確かめるための指標として使っているのが「年次有給休暇付与日数」です。
労働基準法は過去に何回も改正されているのですが、平成10年の改正により年次有給休暇の付与に関する条件が変わっています。詳しくはこちらを参照してください。
年次有給休暇として初年度10日と書いてある場合、次年度以降の増え方を尋ねると、1日ずつ増えて20日が上限である、という回答を平気でしてくるわけです。
質問の時にも「労働基準法が改正されているので確認します」と書いているにも関わらずに平気で悪びれることもなく、回答してきます。 このような場合以下のようないずれの判断を行っても、その会社には入らないという結論を出してしまいます。
- 人事担当者が質問の意図を理解できない程頭が悪い
- 質問の意図は分かるが労働基準法を無視することを宣言した
良識のある会社で、本当に改正に気付かずに就業規則の改正が出来ていない場合ももちろんあります。そのような場合は、その旨説明していただけるようであれば改正の見込みはあるということで入社を辞退するようなことにはならないのですけどね。
どうしてたかだか年次有給休暇の付与程度を労働基準法にあわせないようなケチなことをするんでしょうね。実際には消化できるかどうかも分からないわけですから、付与しておいて損にはならないでしょうに。
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