人工衛星セミナー資料と人工衛星ハッキングの問題点 ― 2010年02月05日 07時29分04秒
人工衛星セミナー資料なるものがダウンロードできるようです。
実は人工衛星との通信はアップリンクとダウンリンクというような言い方がされますが、わざわざ双方向通信的な用語ではなくて単方向通信的な用語が使われるのには理由があります。
それは通常のインターネットの通信と同様の全二重通信は出来ない仕組みだからです。
要は「アンテナ」の向きと周波数帯、送信出力などに依存している通信ということです。
この前提で改めて人工衛星ハッキングを考えてみると面白いでしょう。 詳細は調べたいと思いますが、調べるまでもなく以下のような問題があると思います。
- 人工衛星との通信には管制局のサーバと繋がっている送信用アンテナの出力と人工衛星との物理的な位置関係に依存する
- 人工衛星との通信には管制局のサーバと繋がっている受信用アンテナの感度と人工衛星の送信用アンテナの向き、人工衛星との物理的な位置関係に依存する
- したがって、ある地点のGPS受信機が測位に使っている人工衛星を洗い出して、その衛星と通信したいと思ってもその同時刻に管制局のサーバと繋がっているアンテナと人工衛星のアンテナの都合により通信できない場合がある
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