M4/3マウントアダプタに三脚座を取り付ける工作2014年08月15日 23時36分12秒

きっかけはタムロンのSP 500mm F8 55BBというレンズを手に入れたことから始まります。
このレンズには三脚座がありません。
初期型のSP 500mm F8 55Bには三脚座がついています。

アダプトールマウント経由で各社の一眼レフで使うのであればカメラを直接雲台に取り付けてもバランスは悪くありませんが、マウントアダプタを経由してマイクロフォーサーズのミラーレス一眼で使おうとすると非常にバランスが悪くなります。


そこで、以下のような工作をして見ました。マウントアダプタに三脚座を取り付けられるようにした物です。
但し、この工作後のマウントアダプタはOLYMPUS OM-Dには取り付けられません。ペンタプリズム風EVFの出っ張りと三脚座部分が干渉してしまうからです。

TAMRON 55BBを三脚座付のアダプタで使用

●必要なもの

1.M4/3マウントアダプタ:私はPENTAX Kマウント用を使っています
2.アルミホイール用ハブリング(B09FK4:67.1mm-60.1mm)
3.キヤノン三脚座RingD(のまがい物)
4.瞬間接着剤
5.エポキシ接着剤
6.エポキシパテ

■工作手順1
M4/3マウントアダプタにハブリングを瞬間接着剤とエポキシ接着剤で接着します。マウントアダプタは断面が斜めになっていますので三脚座のリング部分と並行な基準面にします。









■工作手順2
ハブリングを基準としてエポキシパテで三脚座のリング部分の幅と同じ程度に広げます。




■工作手順3
幅を広げたエポキシパテの部分とハブリング部分を合わせて三脚座リングの内径を少し超える程度に盛り付けていきます。


■工作手順4
盛り付けたエポキシパテが固まったら紙やすりででこぼこをなくしながら三脚座のリングに合わせて行きます。

■出来上がり