好調なラブジョイ彗星2013年12月01日 21時56分31秒

ISON彗星が近日点通過時に崩壊して規模が小さくなったという悲報の一方で、「予想外」に好調なのがラブジョイ彗星です。

撮影場所は道の駅朝霧高原横、富士教育訓練センター前の駐車場(35.414247,138.592113)です。
道の駅からの照明と富士教育訓練センターの照明の影響がありますが、ラブジョイ彗星の方向は大丈夫そうなので撮影場所として選択しました。


■撮影共通情報
撮影日:2013年12月1日
撮影場所:道の駅朝霧高原隣接の富士教育訓練センター前の駐車場
五藤光学MARK-X赤道儀と自作モータードライブによる恒星時追尾
ノイズリダクション全てOFF
ブログサイズ制限調整のためのリサイズ

4時42分49秒
OLYMPUS E-PL5+BORG60ED+0.85xDG
ISO6400、60秒、JPEG撮って出し、トリミングなし
E-PL5とBORGで撮ったラブジョイ彗星

4時4分34秒
PENTAX K-30+AiNikkorED300mmF4.5s絞り開放
ISO6400、30秒、JPEG撮って出し、トリミングなし
PENTAX K-30とAiNikkorED300mmF4.5でのラブジョイ彗星

2013年11月24日早朝のISON彗星とラブジョイ彗星2013年11月24日 23時15分22秒

近日点通過が迫ったISON彗星メインで観測に出かけました。場所は中央道談合坂SA上りです。

前日、2013年11月23日早朝にも撮影しているのですが、そこそこ写っていたので高度は低くなるけど大丈夫だろうと思って観測してみたのですが、非常に消化不良な感じになってしまいました。

というのも双眼鏡では確認できないし、あらかじめ調べた座標で目盛環で導入しても写真に写っていないし・・・・・

とりあえず、多分、ISON彗星だろうと思われる写真は以下です。
赤○部分の中がISON彗星だと思われます。自信もてないけど。
写真をクリックするとピクセル等倍で確認できます。

2013年11月24日5時22分11秒
PENTAX K-30+SMC PENTAX-M 200mmF4絞り開放、ISO800、10秒
五藤光学MARK-X赤道儀と自作モータードライブによる恒星時追尾

左上の明るい星は水星です。
水星がブレているのはこの写真が彗星探すためのお試し撮影でリモートスイッチ使わずのフレーミング・導入用にシャッターボタンを手押ししているからです。
まさか、お試し写真、しかも1枚にしか写っていないとは想定外でした。
※位置確定したらK-30はインターバル撮影が出来るので「本番」撮影ではインターバルモードで連写するのです。

で、この位置は本当に正しいのか?ということが気になります。
適当な紹介できる情報がないのですが、ツイッターで公開されているぐるぐるうづまきさんの情報が一番参考になったという・・・国立天文台の情報も役に立たないし。
つるぷらでの情報は以下です。


同じ日、ラブジョイ彗星も見えるのですが、実はこちらも双眼鏡では確認できず。透明度が余りよくないのと月が近くて明るいためですが、写真には写ります。

2013年11月24日4時58分8秒、4時58分58秒、4時59分46秒の3枚をステライメージ6.5で加算平均合成後にトリミング。
PENTAX K-30+SMC PENTAX-M 200mmF4絞り開放、ISO3200、30秒。
ラブジョイ彗星

ちなみにこの時の月は以下。

2013年11月24日3時55分40秒
OLYMPUS E-PL5+BORG 45EDII+0.85XDGレデューサ
ISO200、1/250(絞り優先オート)、トリミング。
※レデューサ使っているのはISON撮るつもりだからです。結局BORGでは彗星撮る余裕がありませんでした。

2013年11月23日のISON彗星とラブジョイ彗星2013年11月23日 23時25分07秒

2013年11月23日のISON彗星とラブジョイ彗星です。

ISON彗星は現実的には近日点通過前の最後の観測のつもりでです。
場所は中央道談合坂SA上りです。

■ISON彗星

ISON彗星と紅葉

OLYMPUS E-PL5+BORG45EDII+0.85XDGレデューサ
5時18分33秒 ISO3200、3.76秒露出、MARK-X赤道儀恒星時追尾
JPEG撮って出し
ISON彗星

水星とISON彗星と紅葉
PENTAX K-30+SMC PENTAX-M 150mmF3.5絞り開放
5時14分41秒 ISO800、8秒露出、MARK-X赤道儀恒星時追尾
JPEG撮って出し
ISON彗星


■ラブジョイ彗星

OLYMPUS E-PL5+BORG45EDII+0.85XDGレデューサ
4時39分23秒 ISO3200、60秒露出、MARK-X赤道儀で恒星時追尾
JPEG撮って出し
ラブジョイ彗星

■撮影機材
撮影機材

ラブジョイ彗星リベンジ2013年11月14日 23時10分04秒

前回の撮影時に露出が少なくて尾のイメージがはっきりしなかったラブジョイ彗星。
リベンジで再度撮影実施しました。

この日は雲が多い状況で透明度も今ひとつでしたが前回は露出が少なすぎたので今回は少し大目に露出しました。

4枚の元画像をステライメージ6.5で画像処理した画像が以下。ノイズが多いですが尾のイメージをより明確にするのが目的でしたので許容します。
4枚の元画像をそれぞれTIFF化、ネガ反転したものを加算平均合成し一旦画像処理し、再び反転してポジ画像にしたもの大してさらに画像処理を施しました。
ラブジョイ彗星画像処理後

以下は元画像で撮影条件は同じです。

OLYMPUS E-PL5+BORG60ED+35mm0.85xレデューサ(7785)、ISO6400、120秒
五藤光学MARK-X赤道儀と自作モータードライブによる恒星時追尾
富士ヶ嶺

2013年11月14日3時2分12秒
元画像1枚目

2013年11月14日3時4分21秒
元画像2枚目

2013年11月14日3時6分29秒
元画像3枚目

2013年11月14日3時12分43秒
元画像4枚目

はじめましてラブジョイ彗星2013年11月08日 06時57分22秒

噂のISON彗星の代わりに明るくなっているラブジョイ彗星です。高度も高く観測しやすい対象でした。

■PENTAX K-30(AWB、ISO6400、高感度NRオフ、長秒時NRオフ)

ピント合わせは拡大アイピースを使った裸眼(少しピンボケ)

以下はISO6400、30秒露出の9枚の画像を同じ条件でトーンカーブ調整した後に加算平均コンポジットしたものをJPEGで出力したものです。
メトカーフコンポジットではありませんので彗星の方が少し移動しているのがわかります。
SI6.5で9枚を加算平均コンポジット

同じ元画像を加算平均ではなく加算コンポジットしてレベル調整、周辺減光補正などもろもろ処理したものが以下です。荒くてJPEG画質も落としてありますが少し尾が分かると思います。


元画像1:4時20分22秒
元画像2:4時21分50秒
(JPEG撮って出しをリサイズ)


元画像3:4時22分50秒
元画像4:4時23分50秒
元画像5:4時24分50秒
元画像6:4時26分50秒
元画像7:4時32分30秒
元画像8:4時33分32秒
元画像9:4時34分32秒

■OLYMPUS PEN E-PL5+BORG60ED+35mm0.85Xレデューサ7785
297.5mmF4.96
レデューサの問題かどうかは切り分けていませんが周辺が流れています。

ISO3200、60秒露出の6枚の画像を加算平均コンポジット
6枚加算平均コンポジット

以下は同じ元画像を加算コンポジットした後でレベル調整などを施したもの
こちらはPENTAXとは異なり、周辺減光補正は行っていません。
6枚加算コンポジット


元画像1:3時16分04秒
元画像2:3時18分38秒
JPEG撮って出しをリサイズ
JPEG撮って出しリサイズ

元画像3:3時20分55秒
JPEG撮って出しをリサイズ
JPEG撮って出しリサイズ

元画像4:3時23分12秒
元画像5:3時25分28秒
元画像6:3時30分14秒

■共通撮影機材など
撮影日:2013年11月8日
五藤光学MARK-X赤道儀ベースモデル+自作プレート
自作モータードライブによる恒星時追尾
富士ヶ嶺
ステライメージ6.5で画像処理
(PENTAX/OLYMPUSともにTIFF変換画像を元画像として処理)

■撮影風景

■参考観測データ