玄箱HGのカーネル再構築2011年06月05日 01時40分10秒

kuro-box/HGをdebian/lennyで使っているのですが、最近aptitudeでupgradeしてからsambaのインストール状態とphp5のインストール状態がおかしくなってしまいました。

何の根拠もないのですが、カーネルの状態を変えれば状況が変るかもしれないということと、カーネル再構築する可能性が出てきたため、カーネルソースコードの取得とビルドをお試し中です。

u-bootは使用していませんが、一応uImageも用意しています。 loader.oでのbootを選択していますので、起動後にはumountされているboot用のパーティションのファイルを書き換える必要があります。なので、カーネルイメージのコピーには注意が必要です。

なお、2.6系カーネルの最新バージョンではありませんが、2.6.25系のパッチしか用意されていないので2.6.25系の最終の2.6.25.20を使います。 config_kuroboxhgというファイルはpatchの実行により生成されるファイルですのでtarを展開した時点では存在しません。

# apt-get install gcc ncurses-dev
# apt-get install uboot-mkimage
$ wget http://www.genbako.com/kurobox-sources-2.6.25.patch
$ wget http://www.genbako.com/kurobox-section-mismatch2625.patch
$ wget http://www.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/linux-2.6.25.20.tar.gz
$ tar xvfz linux-2.6.25.20.tar.gz 
$ cd linux-2.6.25.20
$ patch -Np1 <../kurobox-section-mismatch2625.patch
$ patch -Np1 <../kurobox-sources-2.6.25.patch 
$ cp config_kuroboxhg .config 
$ export ARCH=ppc 
$ make oldconfig 
$ make vmlinux
$ make uImage
$ su
# mount /dev/hda1 /mnt/tmp
# cp -p System.map /mnt/tmp/boot
# cd arch/ppc/boot/images
# cp -p vmlinux.bin /mnt/tmp/boot
# cp -p uImage /mnt/tmp/boot
$ make modules
$ su
# make ARCH=ppc modules_install 
# reboot
$
$ uname -a
Linux KURO-BOX 2.6.25.20-kuroboxHG #2 Sun Jun 5 01:28:37 JST 2011 ppc GNU/Linux

docomo非契約者のためのHT-03Aカスタム化2011年06月26日 07時51分38秒

HT-03AのカスタムROMを利用したい場合は手順の統一のために公式1.6から1.5へのダウングレードが無難な手順だと思います。
但し、全ての先人の方の記事で共通な落とし穴が二つあります。

一つはSIMを保有しているという前提が書かれていない。
もう一つはリカバリーモードを使うためにはツールのインストールが必要であるということが順番どおりに書かれていない場合がある。
先人達はこれらを当たり前のように「端折っている」のです。

私はこれまでdocomoと契約したことがなく、SIM(FOMAカード)ももっていませんでした。HT-03Aもヤフオクで入手しているのでSIMはありません。

以前の記事で試したイーモバイルの赤SIMでの回避は出来ませんでした。
そんな状況も踏まえてまとめると、手順は以下。

(2) IMEIをメモしておく(SIMロック解除したくなった時のため)
(3) HT-03Aで使えるSIMを調達
  ※docomo契約者以外では解約済みのFOMAカード調達または他人から借りる
  ※回線契約中のSIMがなければVodafoneイメージを選択のこと
    ※手順の中で、APN設定云々と書かれていますが、回線契約前提です。
  ※My Touch 3G版ではGoogleにサインインできないと他の設定ができませんが、Vodafone版だとサインインをスキップできて、WiFi設定できます。
  リカバリツールを使って現状のROMのバックアップ
  ※この時点でのバックアップ対象はVodafone版1.5
  ※ここで使うSDカードはGoldcard以外の普通のもの
(7) docomo公式1.5ROM取得とイメージ差し替え
  これは必須ではないですが、私の場合はアプリ動作確認の意味で必須。
  リカバリツールでバックアップしたイメージと差し替えてリストアする。
(8) docomo公式1.6へのアップグレードを実施しない
  docomo公式1.5のROMの場合WiFi接続すると1.6のイメージが自動でダウンロードされてアップグレードが促されますが、拒否し続けます。

以下が状況説明写真。

Goldcardからのブート画面。

最初に入れたのはMyTouch3G版。

SIMなしなので緊急通報しか操作できない。

イーモバイルの赤SIMを入れて起動すると以下のようになる。

Dismissを選択するとこうなる。

Googleサインイン以外進めない。menuキーを押すとAPN設定だけが出来る。ここで、サインインのスキップが出来ればdocomo契約は完全に不要だった。


次に入れたのはVodafone版。

SIMがないとやっぱり緊急通報しか選べない。

こちらもイーモバイルのSIMを入れるとunlockを要求してくるが、MyTouch3G版のように「回避」できない。

ちなみに、リカバリツールをインストールしない状況でHOME+電源で起動しても以下になるだけ。


SIMを入手してVodafone版を起動。入手の顛末は別の記事を参照のこと。
ま、結局はSIMは一時的にでも必要だということ。




Vodafone版はGoogleのサインインがスキップできる。但し、MyTouch3G版でSIMを入れて試していないのでもしかしたらSIMさえ用意すれば状況は違うのかもしれない。

サインインスキップでWiFi設定後はSIMを抜いても大丈夫。

その後、docomo公式の1.5イメージに入れ替え。

docomoのSIMの入手2011年06月27日 22時25分38秒

HT-03Aで遊ぶために結局docomoとの契約が必要なことが判明。 格安で入手というか実は黒字になったので一応メモしておきましょう。

  1. docomoショップに行く
  2. データ通信専用でSIMだけ欲しいと要望を伝える
  3. おねいさんが気を利かしてブックリーダSH-07Cを勧めてくれる。本体0円だそうだ。
  4. 契約は2年縛りがないものを要望
  5. 使わなければ2500円、最大で9750円
  6. 契約一週間で解約(SIMの返却などについて何も言われなかった)
  7. ブックリーダはヤフオクで手放した

一応収支は以下

  • 事務手数料(-3150円)
  • 日割りの回線契約料(-421円)
  • ブックリーダ売却(+19800円)
  • ブックリーダ売却手数料(-990円)