OLYMPUSの微ブレについて考える2015年07月12日 00時01分28秒

自分の状況

私は現在カメラメーカとしてはオリンパスを評価しています。 所有しているカメラはPENがE-PM2,E-PL5,E-P5。OM-DがE-M10のみ。 コンデジはXZ-2、SH-1の2台。 要するに計6台もオリンパス機を所有しています。

フィルム一眼レフはニコン、キヤノン、ペンタックスを愛用していて、デジタル一眼になってからはキヤノンを主に使っていましたが、現在はペンタックスに落ち着いています。

撮影する被写体は天体、風景など。「動き物」はメインではありませんが、飛行物(飛行機や鳥)も気付いたときには撮ることがあります。

マイクロフォーサーズ機

マイクロフォーサーズ機のPEN、OM-Dはパナソニックとは違って、全てにボディ内手ブレ補正機能が搭載されています。 純正レンズだけでなく、マウントアダプタ経由でFマウントやらKマウントやらの古いレンズ、BORGなどの望遠鏡を使うときでさえ、手ブレ補正の恩恵を受けることができます。

事の発端

さて、こんなオリンパスのボディ内手ブレ補正ですが、「微ブレ」という問題が注目されることがあります。

昔から写真をやっておられる方は「ブレないシャッター速度」としてレンズの焦点距離との関係を「1/焦点距離」まではブレない。というように覚えているでしょう。 具体的には例えば50mmの標準レンズならば1/50秒まではブレない、という感じです。 ※この場合、焦点距離は35mm換算で考えてください。マイクロフォーサーズの場合はレンズの焦点距離の2倍

なので、広角レンズを使っていて1/250秒のシャッター速度で写真を撮れば「ブレるはずがない」というところが事の発端です。

そう、広角レンズで1/250秒の写真がなんだかシャープに写っていない、ということを価格COMなどで相談される方が結構な数おられるようです。

話をややこしくする人々

ここで話をややこしくする人が大勢いて、問題を別の方向に誘導してしまっているのが現状だと思います。

登場する人は以下の種類。

  1. 「ふつうの人」
  2. 「昔から写真をやっていてカメラには詳しいと思い込んでいるロウガイ」
  3. 「検証マニア」

以上の人種に対して、実際にオリンパス機を使っている人、使っていない人、で組み合わせが増えます。

なので、どの人種がどの立場で意見を言っているのかを判断しないと「真実は見えてこない」というのが実際のところです。

先に結論

先に私の立場と結論を表明しておきましょう。

オリンパスのマイクロフォーサーズ機で普通に写真を撮って、ピクセル等倍で確認する以前になんとなくシャープでない写真が出来上がったのなら、それは「初期不良」、「故障」、(または「失敗写真」)です。

また、同じ条件で手ブレ補正をOFFにしたときの方がキチンと写る、と思われるような症状の場合も「初期不良」や「故障」の可能性があります。ピクセル等倍の話ではないですよ?念のため。

但し、オリンパスも症状を認めている機種の場合は「低振動モード:0秒」という設定がありますのでこのモードに設定しても改善されない場合は故障でしょう。

高画素化したカメラに対する判断ミス

決してピクセル等倍で判断してはいけません。 それは「普通の」判断基準ではありません。 撮影している写真全てについてそんなことをしていたら「時間の無駄」です。

ですから、「検証マニア」の意見は聴く必要はありません。 そこまで「検証」するなら、他の機種でも同じようにやらないといけません。

変にクローズアップされてオリンパスだけの問題のように思われてしまっていますが、高画素化すればするほど、手ブレ、被写体ブレ、ピンボケは顕著に現れるようになります。

例えば1/焦点距離という法則ですが、ものすごく手を動かしながら撮れば成り立たないですし、昔から写真をやっている人は脇を締めてキチンと構えて撮らないと「ブレる」というようなことを主張します。

これは手ブレ補正を使わない時の理屈で、カメラメーカの手ブレ補正の「味付け」がそうなっているとは限りません。

はっきり言って、ピクセル等倍で高画素化したカメラでピクセル等倍で「ブレない」写真は無風、無振動、完全静止物、大気の状態が異常に安定している、などの条件が揃わないとあり得ません。

1/焦点距離の「法則」もピクセル等倍の話ではなく、せいぜい、2L位でプリントする場合の話でしょう。もともと、その程度の法則なんです。

手ブレ補正はキチンと構えない方が良い場合もある

手ブレ補正もキチンと脇を締めないでふらふらして撮った方が「良く効く」場合が多いことも経験しています。 昔ながらの概念でキチンと構えた写真は手ブレ補正アルゴリズム向きとは言えません。それは「三脚と同じ」です。

特にキットレンズの焦点距離範囲では、そうだと思っています。 メーカだって一番売っているレンズの焦点距離範囲での検証を重視していて、「マニア」相手に検証しているわけではないからです。

写真は撮ってなんぼ

最近はE-PM2でM.ZUIKO DIGITAL ED75-300mm F4.8-6.7IIを使って太陽と月の写真を「手持ち」で撮っています。太陽は減光フィルターを通しても結構なシャッター速度になりますが月の場合は「微ブレ」問題の発生すると言われるシャッター速度域に当てはまる1/250秒辺りを良く使うことになります。

確かに、ブレる写真を大量に生産していました。でもこれ、いわゆる「微ブレ」ではなくて「故障」でした。

修理にだして「修理された」のです。手ブレ補正機構の故障でした。

修理完了後はブレの写真は極端に減りました。

300mmでデジタルテレコンまで使って撮影していますので、35mm換算では1200mmの超望遠レンズを使って手持ちで撮るわけですから「ブレて当たり前」なところをそこそこの写真に仕上げてくれる手ブレ補正技術は相当なものだと思っています。

手持ち撮影可能な重量になっていることも見逃せません。BORGでも最近は重過ぎると思っているくらいです。

はい。ピクセル等倍で文句なんていいませんよ。

天体写真はその時でしか撮れない「観測」の側面があります。撮ってなんぼ、観測することに意義がある。極端にブレていると意味がないこともありますが、写っているだけで良い場合もあります。

作品としての写真も同じ、その時の光、景色、記録したいもの、それを写しとめるのが写真です。

OLYMPUS E-PM2 手ブレ補正機能修理2014年11月28日 23時26分01秒

M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7IIとE-PM2を使って手持ちで月を撮っていたのですが、もう少し写るんではないかという思いで修理に出してみた結果です。

修理に出す前は100コマ程度撮って選別しないと殆どがブレが大きい写真だったのですが、修理後は10コマ程度撮ればある程度の写真が得られるようになりました。


■修理依頼時に提出した写真

以下は手ブレ補正OFFの写真。シャッター速度もそんなに速いわけではない1/400秒です。
手ブレ補正OFF、ISO2500、F7.1、1/400秒

以下は手ブレ補正ON(IS1)の写真。シャッター速度は手ブレ補正OFFの時より速い1/1250秒です。
れブレ補正ON(IS1)、ISO2500、F7.1、1/1250秒

ここで検証したかったのは露出ではなくシャッター速度と手ブレ補正機能のON/OFFによるブレ具合なのでその点はご注意ください。

手ブレ補正ONの写真は100コマ程度からの選別ですが手ブレ補正OFFの写真は10コマ程度からの選別です。

■修理後の写真

E-PM2修理完了受け取り当日の写真です。
手ブレ補正はON(IS1)です。シャッター速度は1/200秒と修理前の写真のときよりも遅くしています。

手ブレ補正ON(IS1)、ISO800、F7.1、1/200秒

M4/3マウントアダプタに三脚座を取り付ける工作22014年08月18日 23時20分26秒

マイクロフォーサーズマウントアダプタに三脚座を取り付ける工作第二段です。

前回はキヤノンの三脚座のまがい物を使いました。このまがい物は強度が足りません。
もちろん、まがい物ではなく本物を使えば強度は問題なくなりますが、何しろお高いのです。

今回、強度とお値段を重視した三脚座を見つけましたので再度工作してみました。

見つけた三脚座はシグマのTS-21です。





工作手順は前回と同じです。








左がキヤノンベースの三脚座、右が今回のシグマベースの三脚座です。

M4/3マウントアダプタに三脚座を取り付ける工作2014年08月15日 23時36分12秒

きっかけはタムロンのSP 500mm F8 55BBというレンズを手に入れたことから始まります。
このレンズには三脚座がありません。
初期型のSP 500mm F8 55Bには三脚座がついています。

アダプトールマウント経由で各社の一眼レフで使うのであればカメラを直接雲台に取り付けてもバランスは悪くありませんが、マウントアダプタを経由してマイクロフォーサーズのミラーレス一眼で使おうとすると非常にバランスが悪くなります。


そこで、以下のような工作をして見ました。マウントアダプタに三脚座を取り付けられるようにした物です。
但し、この工作後のマウントアダプタはOLYMPUS OM-Dには取り付けられません。ペンタプリズム風EVFの出っ張りと三脚座部分が干渉してしまうからです。

TAMRON 55BBを三脚座付のアダプタで使用

●必要なもの

1.M4/3マウントアダプタ:私はPENTAX Kマウント用を使っています
2.アルミホイール用ハブリング(B09FK4:67.1mm-60.1mm)
3.キヤノン三脚座RingD(のまがい物)
4.瞬間接着剤
5.エポキシ接着剤
6.エポキシパテ

■工作手順1
M4/3マウントアダプタにハブリングを瞬間接着剤とエポキシ接着剤で接着します。マウントアダプタは断面が斜めになっていますので三脚座のリング部分と並行な基準面にします。









■工作手順2
ハブリングを基準としてエポキシパテで三脚座のリング部分の幅と同じ程度に広げます。




■工作手順3
幅を広げたエポキシパテの部分とハブリング部分を合わせて三脚座リングの内径を少し超える程度に盛り付けていきます。


■工作手順4
盛り付けたエポキシパテが固まったら紙やすりででこぼこをなくしながら三脚座のリングに合わせて行きます。

■出来上がり






RICOH RIKENON 50mm F2 P型の電気接点ピン取り外し2014年08月06日 01時42分13秒

ヤフオクで3,000円で手に入れたPENTAX Kマウント用のレンズです。
リコー リケノン 50mm F2です。
人気の高い初期型ではなくP型というリコー専用の電気接点があるモデルです。
最短距離が0.6mと寄れません。

こちらのサイトでは接点用のピンがひっかかって取り付けができないという報告がされていますが、当方のK-30では問題なく取り付けができました。



特にそのまま使っても問題ないようにも思えたのですが念のため接点用のピンを取り外します。
ピンがなくなった穴を埋めるようなことは不要に思えたのでそのままにします。

以下はマウントをはずしたところ。


ピンは差し込んであるだけなのでピンセットでつまんで抜きます。



マウント側のスリーブも取り外すと以下が不要な部品。

マウント側のピンが出ていた穴はそのままで問題ないようです。


なお、マウントのねじ止め部分のビス穴は樹脂製なのであまり締め付けすぎると「バカ」になるようです。一箇所もともと「バカ」っぽかったようで、かっちり締め付けられませんでした。