自動改札機トラブルの原因32007年10月14日 11時11分34秒

こちらの記事の状況説明が詳しいですね。

これによると、改札機側のプログラムに問題があるということになります。 データ通信時にエラーを検出するとリトライするのはいいのですが、通常は「リトライアウト」という「あきらめる」処理の仕組みを組込まなければなりません。これはデータ通信処理プログラムの「常識」です。

このような常識的な設計および実装を行なっていないというのが最大の問題。エラーでもないのにエラーと判定する処理の不具合は大した問題ではありません。

これは設計の問題という言い方も出来ますが、誰でも知っているはずのリアルタイムシステム設計の常識を日本信号の開発を担当したエンジニアが知らなかった、ということが最大の問題です。いったい全体どうなっているんでしょう?

これ、一般の方にはどれくらいの常識度なのかが分からないと思いますが、例えて言うならば車は道路の左側を走らなければならない、ということと同程度に常識だったはずなんです。

  • エラー検出
  • 再試行
  • 再試行の時間間隔
  • 再試行の最大回数
  • 再試行をあきらめてからの処理の設計

以上、はワンセットで考える必要があります。 恐らく担当エンジニアは組込みシステムやリアルタイム制御システムの素人の寄せ集めなのではないでしょうか。Windows関連のアプリケーションしか開発したことのないエンジニアにその傾向が強いようです。