MINI2440対応開発環境の雑多な再構築2009年08月21日 11時34分28秒

ubuntu Linux環境でのビルドスペースとして外付けのUSB HDD(18GB)を用意していたのですが、単なるLinuxなどのビルドをしている状況で既に10GBも消費してしまいました。

と言うわけで、環境の再構築を行います。

電源の小型化

HDDとはまったく関係ないですが、預かっているACアダプタが持ち運ぶのにはでかくて邪魔なので、小型のものを準備します。
丁度余っていた古いauの充電用のACアダプタの出力電圧が5Vだったので、これを利用します。
1.3Φのプラグはこれも手持ちの別のアダプタのプラグが1.3Φだったので、切断してauのアダプタと連結させました。 容量は500mA程度しかないので不足気味なのですが、一応は起動します。
auのACアダプタを改造したmini2440用ACアダプタ

HDDの増量

1.8"ベースの18GB HDDでは足りないので、「買い置きしてあった」60GB ATA HDDとUSBケースに環境移行することにしました。
新しい作業用HDDの確保

以下の手順です。
  1. 既存データのバックアップ
  2. Windows環境でNTFSフォーマット
  3. ループバックマウントのためのイメージ作成
  4. ルーバックイメージをext3でフォーマット
  5. ループバックマウント

なぜ、HDDに直接パーティションを切ってext3で使わないのかというと、Windows環境で接続して一式をバックアップ可能にするためです。
以下はループバックマウントのためのイメージをddコマンドで約50GB分初期化しているところ。

# date;dd if=/dev/zero of=/media/DK23EA-60/mini2440.img bs=100M count=500;date
2009年  8月 21日 金曜日 10:31:06 JST
500+0 記録始め
500+0 記録終わり
52428800000 バイト (52 GB) コピー終了, 3324.84 s, 15.8 MB/s
2009年  8月 21日 金曜日 11:26:31 JST
以下は、イメージをext3フォーマットしてマウントしたところ。
# losetup -f
/dev/loop0
# losetup /dev/loop0 /media/DK23EA-60/mini2440.img
# mkfs.ext3 /dev/loop0
mke2fs 1.41.4 (27-Jan-2009)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
3203072 inodes, 12800000 blocks
640000 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=0
391 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks: 
	32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208, 
	4096000, 7962624, 11239424

Writing inode tables: done                            
Creating journal (32768 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done

This filesystem will be automatically checked every 34 mounts or
180 days, whichever comes first.  Use tune2fs -c or -i to override.
# mount -t ext3 /dev/loop0 /media/mini2440
# df
ファイルシステム           1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
/dev/sdb1             14753012   3675788  10327796  27% /
tmpfs                   507432         0    507432   0% /lib/init/rw
varrun                  507432       124    507308   1% /var/run
varlock                 507432         0    507432   0% /var/lock
udev                    507432       200    507232   1% /dev
tmpfs                   507432       640    506792   1% /dev/shm
lrm                     507432      2192    505240   1% /lib/modules/2.6.28-15-generic/volatile
/dev/sdc1             58597052  51267828   7329224  88% /media/DK23EA-60
/dev/sde1              3908100   3292976    615124  85% /media/Memorette
/dev/loop0            50395844    184268  47651576   1% /media/mini2440

MINI2440タッチパネルキャリブレーション2009年08月21日 16時01分28秒

SDカードでブートさせた環境では以下のキャリブレーション処理が実行されません。
androidポーティングの場合もこういった設定処理は必要だと思いますが、どのように実装するのか現時点ではさっぱりわかりません。
とりあえず、状況をメモしてきます。

標準の2.6.29カーネルでは実行されるキャリブレーション

左上設定

Qtopiaタッチパネルキャリブレーション1

右上設定

Qtopiaタッチパネルキャリブレーション2

右下設定

Qtopiaタッチパネルキャリブレーション3

左下設定

Qtopiaタッチパネルキャリブレーション4

中心設定

Qtopiaタッチパネルキャリブレーション5

設定後の確認画面

本来はキャリブレーション後に表示される画面ですが、SDカードブートした2.6.31環境ではキャリブレーションをスキップしてこの画面が表示されます。
Qtopiaタッチパネル初期画面