「少しでも異常があると、燃料供給を停止する安全第一の設計をしている」のどこが安全?2010年03月02日 07時17分04秒

「少しでも異常があると、燃料供給を停止する安全第一の設計をしている」

トヨタ社長の米公聴会での説明の言葉です。 どこの馬鹿がこんな間違った説明を社長にさせたんでしょうかね? あ、トヨタの技術部門の責任者か。

フェールセーフの意味が全くわかってません。

フェールセーフは安全サイドに制御させる概念ですが、それには「状態」の概念が必要。 石油ファンヒータじゃないんだから一律燃料カットすれば安全ということではないです。 素人でも分かるでしょう。

例えば高速道路で走行中にバグによって異常検出した時に燃料カットしたらどうなります?大事故になりますね。

その程度のことも把握できずに言葉にしてしまうというのは社長としての資質に疑問を持たざるを得ません。いくら間違った情報を与えられたのだとしてもそれをソシャクして問題のない表現に変えてしまうくらいの能力がないと到底社長としての仕事はこなせないでしょう。

もちろん、車の制御というのはこんな単純なものじゃありません。問題のないフェールセーフは組込まれているでしょう。それを社長が台無しにしている。

技術屋じゃなくても最低限の見識というものは必要です。論理的な考え方、ものの見方とかね。それすらないということです。

公聴会のメンバーに突っ込まれなかっただけでも良かったけど、それは単にラッキーだっただけです。

コメント

_ 通りすがり ― 2010年03月04日 03時27分48秒

まったくその通りだと思いますね。
エンジン停止で各種ポンプなどが停止し、パワステはおろかブレーキ類も操作が困難になります。
実際、上司のクラウンで多発した現象で、交差点で症状が発生した時はそうとう危険でした。
しかもCPUにはログすら残っていない状態だったそうです。
まぁバブル期に開発されたモデルで相当ハイテク化された車両でした。
あれからもう10年経ちましたが人間が作っているものですし、むしろ無理なコストダウンもありますから悪化しているかもしれませんね。
私はカーテレビなどの開発に携わったことがありますが、デザイン優先と無理難題の仕様にあきれかえった事も少なくありません。
まぁこういう傾向は何もクルマ関係には限りませんが・・・
やはり企業トップが組織の長としての資質が低下しているってことが問題なのでしょうね。
自分の発言に社員とその家族はもちろんグループを始め最終的にはユーザーの生命もかかっているって自覚をもって欲しいです。
長々とすみません。。。

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