省電力機器に必要な削減対象と制御概要 ― 2009年08月28日 22時13分27秒
消費電力削減の実験結果のメモ。PICの消費電流はスリープモードとの差分です。また、RS-485トランシーバと書いていますが実際には終端抵抗での消費も含んでいます。
三端子レギュレータの結果は引き算した結果なので正確な測定ではありません。
消費電流が大きいチップは常時電源供給するのではなく、必要なタイミングでのみ電源供給するようにする場合の目安となります。
チップ | 消費電流 |
---|---|
PIC18F2525 | 14.2mA |
RS-485トランシーバ(MAX3468ESA) | 34.5mA |
RS-232Cトランシーバ(MAX3221) | 8.6mA |
三端子レギュレータ | 4.4mA? |
消費電流が大きいチップは常時電源供給するのではなく、必要なタイミングでのみ電源供給するようにする場合の目安となります。
例えばRS-232CトランシーバICは常時ICに5Vを供給するのではなく、必要な時のみ5Vを供給するようにすれば上記の消費電流は削減できます。
具体的にはRS-232Cが必要なのはPCなどとケーブルで接続した時のみ有効にすれば良いわけです。RS-232CのDTRを監視して、ONの時のみRS-232CトランシーバICに電源供給すれば目的は達せられます。 以下のような対応が必要となります。
- DTRを電源としてPICのINTポートにTTLレベルでONが通知できるようにする。
- DTRトリガーでスリープ状態のPICが起き上がる
- RS-232Cトランシーバに電源供給するためのトランジスタのベースに接続したポートをONにする。
- これによりRS-232C通信可能となる
- DTRのOFFを検出したらRS-232CトランシーバをOFFにする
- PICは他に仕事がなければSLEEP状態に戻る
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