日本糖尿病学会は信頼できない2014年10月17日 08時58分17秒

糖尿病発症?

今年の5月初旬のことです。突然頻尿になりました。夜中寝ているのに尿意で目覚めてしまうことが頻繁に発生し、十分な睡眠が取れなくなりました。

血糖値の状態の異常とは思わず「血液検査」のために献血を受けた結果、グリコアルブミンの値が28.5と高く、更に糖尿病の症状を検索した結果、「ついにやっちまったか」と思ったものです。 「糖尿病」であれば症状は全て合致しました。 症状をまとめると以下です。

  1. 頻尿
  2. のどが渇く
  3. のどが渇くことによる多飲
  4. 体重減少

それで自宅から比較的近い糖尿病に強いといわれている医院に行ったところ、「2型糖尿病」と診断されました。 この時の検査結果は以下です。

  1. 尿の糖反応は陰性
  2. 空腹時血糖値154
  3. HbA1c:10.5

この医院は血液検査装置を所有しており、検査結果は10分程度で出ます。

この時点で私は結構絶望してしまいました。それは「糖尿病は治らない」と思っていたからです。

最初の疑問

HbA1Cというのは血糖の状態の1ヶ月~2ヶ月の平均を表しているとのことで、日本糖尿病学会では空腹時血糖とHbA1Cの値で糖尿病の診断を行います。判断基準のフローチャートがあるのですが、血糖値とHbA1cの値が一度でも糖尿病型を示す値の場合には「糖尿病」と診断されてしまいます。

空腹時血糖はその時点の血糖値なのでシンプルです。フィードバック制御的には観測値そのものです。制御もこの値で行うべきです。

HbA1Cはいろんなところで解説されています。ブドウ糖とヘモグロビンが結合してグリコヘモグロビンに変わるという事実と赤血球の寿命が4ヶ月ということから、グリコヘモグロビンの量を測ると1~2ヶ月の血糖状態の平均値を表すということが言われています。

この4ヶ月の赤血球の寿命と1~2ヶ月の平均値を示す、という部分。なぜ、皆さんは疑問を持たないのでしょうか。 医師は科学的な論理性を有していないのでしょうか?

平均値という表現をすること自体が間違っていますし、4ヶ月前の血糖状態を「引きずる」ということが言えるだけです。これが真実。

一定期間高血糖になるとその後4ヶ月はHbA1cの値は高くなる

確実に言える事は、これだけです。糖代謝が正常でもその能力を超えて暴飲暴食してしまうとその時期に血糖値が上がるのは容易に想像できます。一時的に糖代謝機能が異常になったということも考えられます。

これは糖代謝機能が恒久的に異常だから高血糖になったわけではなく、単に暴飲暴食したからすい臓が疲弊して一時的な糖代謝異常になって高血糖になっただけです。

確かに私は5月に症状が現れる以前、3月、4月の段階で暴飲暴食していました。 ほとんど野菜を採らず、スパゲティ400gの昼食とか焼肉屋で大盛のご飯を頼むとか、カレーライス大盛食べるとか、スポーツドリンクとか甘いジュースの類をがぶ飲みしていたのです。

このような食生活をしていれば高血糖になるのは当然であり、糖代謝機能の能力を超えていたのでしょう。 その段階の糖代謝機能を超える糖摂取をしていたことは事実でありますが、糖代謝機能に異常を来たしているという「糖尿病」と診断することには疑問が残るわけです。

自分が糖尿病ではないということの証明=糖尿病が完治したという証明

添付の写真は10月15日時点の健康診断結果です。暴飲暴食してから4ヶ月以上の期間を置いています。 一時期処方されていたネシーナ6.25mg錠(1日1回)の服用は8月12日より行っていません。

よく言われている、炭水化物を全く摂取しないような食生活はしておらず、毎日生野菜を採って、ご飯も毎日食べています。今はお菓子やチョコレートも食べるし、ショートケーキなども食べます。

但し、現在は甘い物を食べたらご飯を抜くとか、そういった意識はしながら食べるようにはしています。 そのような食生活をした結果の健康診断結果ですので、糖代謝機能が正常だという証明はできたと思います。

実は冒頭の「症状」は初診の段階では解消していました。献血の結果を見た段階で食生活の改善をしていたからです。2週間程度の食生活改善で症状は改善されていました。

  1. スポーツドリンクは飲まない
  2. ジュース類は飲まない
  3. 飲むなら水か麦茶
  4. 生野菜を必ず毎日摂取
  5. 3食食べる
  6. ご飯の量は一食当り茶碗に軽く一杯
  7. たんぱく質を採る

症状は全く出ていないのに医院に行ったのはある程度医者を信頼していた、ということと、生来の心配性だからです。

糖尿病の薬の副作用

ネシーナ錠の副作用の内、私が悩まされたのは便秘です。 私はこの薬を服用するまでは便秘とは無縁でした。明らかに何らかの総合的な体調に影響を及ぼします。

また、最初に処方された時の調剤薬局で低血糖になったときの対処のためにブドウ糖の袋を渡されたことで、更に不信感につながりました。

現在は薬を絶って2ヶ月以上経ちますので便秘の問題はなくなっています。

HbA1cの値で薬を処方するのは間違い

誰かに攻撃されそうですが、この部分は主張しておきたいと思います。 その時々の血糖状態を薬でコントロールするのは分かります。 空腹時血糖は150なら薬の処方は適正でしょう。 ですが、空腹時血糖は100程度でHbA1cが7程度の場合は疑問が残ります。 そのHbA1cの値は4ヶ月前の血糖状態の影響を受けているからです。 それよりも現在の空腹時血糖値を重視して薬を処方せずに経過観察するのがまともな医師だと思います。

医師の診断と検査結果の記録

私が受診した医師の判断の記録です。HbA1cはJDS値です。

  1. 5/24:154/10.5→ネシーナ処方
  2. 6/7:127/9.5→ネシーナ処方
  3. 6/28:96/7.7→ネシーナ処方
  4. 7/23:95/6.6→ネシーナ処方
  5. 8/30:101/5.7→最初はネシーナ処方しようとしたが私の希望により処方せず
  6. 10/11:106/5.4→薬処方なし

ちなみに、この医院の血液検査装置は調整不良だと思っています。第三者的に健康診断などで血液検査していますが、概ねこの医院の検査結果は高めの数値が出ているからです。

健康診断などの結果は以下です。検査前の少なくとも3日は薬を服用していません。

  1. 6/20:85/HbA1c測定せず
  2. 8/19:96/5.9(NGSP)
  3. 9/2→献血でグリコアルブミン値12.1
  4. 10/15:85/5.2(NGSP)

HbA1cは微分して判断して欲しい

HbA1cはその時点から4ヶ月前の血液の血糖状態の影響を受けます。従ってとんでもない暴飲暴食した後の4ヶ月間は糖代謝異常ではなく単なる暴飲暴食の影響の可能性があります。

そのようなケースであればHbA1cの値の絶対値ではなく、変化を見て欲しいです。合わせてその時点の空腹時血糖値が正常値であれば問題ないと考えるべきです。

私の検査結果を見れば明らかな様にHbA1cは常に下がり続けています。絶対値では正常値よりも高い値かもしれませんが、空腹時血糖は3回目からは正常値です。

その点を無視する医師ははっきり言って信頼に値しません。理系であるはずの医者が何の考察もしていないことが分かります。 そしてそのような指針を出している日本糖尿病学会も信頼できません。

インスリン抵抗性と「病気」の問題

すい臓のベータ細胞が死滅してインスリンが出なくなった状態は明らかに「病気」だと思われますが、インスリンが出ていても他の要因によって効き方が悪くなっている、「インスリン抵抗性」の場合、同じ病気として同じ治療をすることは不適切だと思います。

原因が異なっているのに検査結果として同じような値になったからといって同じ薬を使うというロジックが意味不明です。

軽度のインスリン抵抗性は改善できる

すい臓に問題がなくインスリン抵抗性によって血糖値が高くなった場合、食事などの生活習慣の改善で十分に改善させることができると思われます。私の事例ではこの状態だと思われます。

このような事例の場合、闇雲に薬を処方して「治療」することよりも生活習慣の改善に重きを置くべきだと思います。

自分の生活習慣は自分が分かっていますからある時期に暴飲暴食したことが明らかな場合には医者の言いなりになるのではなくて治療を拒否するなどの決断も必要だと思います。 あくまでも自己管理ができる人に限定されるとは思います。