パイン材は接着剤で反る2010年12月14日 23時52分50秒

パイン材でエンクロージャを作ったのははじめてだったんですが、結構扱いづらい木材ですね。

・購入したタイミングによって反り方が違う(ま、他の木材でも同じですけど・・・)
・カットでぼろぼろ欠ける
 手動ノコギリカットだと結構苦しいです。
・接着剤を大量に塗ると反っていない板でも乾くまでに反ってくる

以上により教訓としてはエンクロージャ製作時には「ハタガネ」は必須アイテムになります。実は持ってるんですけど、2本分を一気にくみ上げるだけの量は持っていないので、短期決戦では使えません。

以下は背板に小さくカットした板を全面に接着剤を塗って少し押し付けてあとは乾くまでおいていただけの状態です。最初は反っていなかったのに乾いてから見ると見事に反っています。見えないところだけどみっともない失敗です。

ステレオ誌2010年7月号付録スピーカユニットの組み立て2010年12月13日 21時12分17秒

エンクロージャの塗装と並行してのスピーカユニットの組み立て。

説明書の通り作るだけですが、想像以上に接着剤のコントロールが難しかったです。使い始めは出すぎだし、組み立ての中間以降では接着剤のチューブの出口がべた付いてスムーズに塗れなくなります。


ギャップゲージを説明書どおり、3mm程度定規で折り曲げておく。

磁気回路をフレームに接着します。
フレームとマグネットを並べています。


以下は2つ目の接着剤塗布状況です。1つ目は接着剤が出すぎであわてて写真撮る余裕もなく。

左右のユニットで接着剤のはみ出し方が違う。右が最初に作ったほうで、接着剤が出すぎていて危険だった。

磁気回路裏の「Stereo」の位置は合わせておいた方が気持ち良い。でも見えなくなるので関係ないけどね。

ギャップゲージをボビンに入れる。

ギャップゲージをガイドにしてボイスコイルを磁気回路のギャップに合わせてはめ込む。「フレームのダンパーを貼る部分に接着剤をたっぷり均一に塗る」なんて説明書に書いてあるが、これは不可能である。怖くて「たっぷり」なんて出せないし、「均一」なんてもってのほか。左右のばらつきは必須。何冊も買って付録を3回くらい作れば慣れると思いますけどね。


振動板の取り付け。先に仮置きしたところ。

振動板をフレームに接着。やっぱり、接着剤が難しい。きれいになんて出来ない。


振動板とボイスコイルの接合部の接着。これも接着剤の出し方が難しい。

1時間以上置いてギャップゲージを抜く。

センターキャップの接着。実はこれが一番難しい気がする。説明書では簡単に書いてあるけど。接着剤を塗る時にべた付いて接着剤の移動ができない。ホントはセンターキャップの接着には1日位置いたほうが良いのではないかと思う。

センターキャップを乗せて接着。これも実は難しい。まず指でつまんで持ったまま、センターに落とすことが不可能。少し斜めになる。それを正常に戻そうとしても粘着しているので、不可能。「センターキャップを乗せ軽く押す」なんて説明書の表現は不適切である。

引き出し線を端子にハンダ付け。

続いてエンクロージャのスピーカターミナルからのケーブルをハンダ付け。

エンクロージャに取り付け。

もともと使っていたFE83用のグリルを上からかぶせてネジ止め。斜めはかっこ悪いけど、実用を考えるとカバーがないのは怖い。

ということで、細かい仕上げの不備はおいておいて、とりあえず完成。

ステレオ誌スピーカユニット用エンクロージャの製作その52010年12月13日 21時05分05秒

バッフル板も固定できたので、手抜きのヤスリがけのあと、水性つや消しクリアニスで塗装します。もっと手抜きでスプレーを使いたいところですが、マンションのベランダではご近所迷惑になるため難しいです。




塗装作業の乾燥時間を利用して並行してやっと、スピーカユニットの組み立てに入ります。

ステレオ誌スピーカユニット用エンクロージャの製作その42010年12月12日 20時33分45秒

埋め込み式のスピーカターミナルの利用を考えていましたが、
結局、工作が簡単なプッシュ式のスピーカターミナルを取り付けることにしました。
背板にはスペーサと壁掛け金具取り付けベースを兼ねた小さくカットした板を取り付けて、スピーカターミナルの配線用の6.5Φの穴を2個開けます。
夜間に作業しているので電動ドリルではなく、ハンドドリルを使用します。



スピーカターミナルとケーブルをハンダ付け。ケーブルは手持ちのフォステクス製のOFCケーブルです。

吸音材は100g300円位の脱脂綿を使います。100gを2袋買ったのですが、結局1袋を2本に分けて使います。



手抜きで荷紐でバッフル板の接着、固定をします。※実は板が反っているので、ハタガネ使用が必須だったのですが、手抜きです。さっさと片付けたいので。

本日はここまで。

ステレオ誌スピーカユニット用エンクロージャの製作その3やり直し2010年12月11日 23時06分59秒

そろそろユニットを製作するか、と思ったら、バッフル版のユニット取り付け穴の寸法間違いが発覚。現物を全く見ないで作った罰です。


端子部分のキリ欠きが大きすぎです。

ということで、バッフル分の板を購入し直し、カットし直し、工作やり直しです。




フレームを仮置きしてみる。


フレームだけを仮に入れてみる。穴が完全な円弧になっていない部分があり、きちんと納まらないが寸法自体は今度は問題なし。

突貫でやり直したので前回と少し異なるところが。
一つは板のカット寸法が微妙に違う。同じカット注文でも0.1mm単位まではあわせられないので微妙に合わないです。なのでヤスリがけで修正要です。
二つ目はダクトのカット。最初は垂直面が2つあったのでカットする部分の精度は余り必要ありませんでしたが、今回はカットした残りの精度の悪い部分を使うことになり、ダクト用の木管をカットした後にヤスリでの修正が必要でした。