マークX用自作モータードライブ最終形態 ― 2009年08月31日 00時21分53秒
五藤光学マークX用の自作モータドライブについて、最終形態が固まりました。
ジュラコン丸棒を加工するのは手間がかかるので、秋葉原で検討した結果、「異径インラインカラー」と「ベークカラー(ベークスペーサ)」を使うことにしました。
ジュラコン丸棒は材質としては加工しやすく最適だと思いますが、工具がそろっていない一般家庭では精度の高い工作は無理です。私が加工に失敗したのもそもそもボール盤で3mmのドリルで穴を開けて更に8mmのドリルで穴を開けたのはよかったものの、8mmの穴がきつすぎて微動軸に取り付けられなかったことが原因。
その後、穴を8.5mmのドリルで広げたために「ガタガタ」になってしまったのでした。
実は現在邪魔なボール盤は廃棄してしまったために穴あけは手持ちの電動ドリルが主体になっていて、再度精度を確保した上での穴あけは難しい状態です。
「ほぼ」というのはベークカラーの内径が3mmではなく3.2mmだという点についてです。若干、偏芯が大きくなるのですが、自作するよりは精度は出せている方だと思います。
ベーク材のカラーは要は基板をアルミケースなどに取り付けるときのスペーサのことですが、秋葉原だったら確実に手に入るものです。3mmのボルト用のものを使います。丁度、これの外径が6mmなので異径インラインカラーの6mm側に入れて3mm軸の固定に使えるわけです。やわらかい材質なので加工もしやすいし、失敗してもやり直しが簡単です。
ジュラコン丸棒を加工するのは手間がかかるので、秋葉原で検討した結果、「異径インラインカラー」と「ベークカラー(ベークスペーサ)」を使うことにしました。
そもそもやりたいこと
そもそも、パルスモータの軸が3ΦでマークXの微動軸が8Φというところが問題で、どのように回転を伝達するかというところがテーマ。ジュラコン丸棒は材質としては加工しやすく最適だと思いますが、工具がそろっていない一般家庭では精度の高い工作は無理です。私が加工に失敗したのもそもそもボール盤で3mmのドリルで穴を開けて更に8mmのドリルで穴を開けたのはよかったものの、8mmの穴がきつすぎて微動軸に取り付けられなかったことが原因。
その後、穴を8.5mmのドリルで広げたために「ガタガタ」になってしまったのでした。
実は現在邪魔なボール盤は廃棄してしまったために穴あけは手持ちの電動ドリルが主体になっていて、再度精度を確保した上での穴あけは難しい状態です。
出来合いの部品
そんなわけで本来は3Φの軸と8Φの軸を連結する部品さえ市販品に存在すれば問題ないわけです。 ネットで調べたり、秋葉原を回ったりしてもぴったりしたものは見つけられませんでした。もともと「異径インラインカラー」は千石に置いてあるのは知っていましたし、実は1個だけ試しに購入していたのですが、最終形態のアイディアには至っていませんでした。 前置きが長くなりましたが、以下を使って「ほぼ」問題解決しました。「ほぼ」というのはベークカラーの内径が3mmではなく3.2mmだという点についてです。若干、偏芯が大きくなるのですが、自作するよりは精度は出せている方だと思います。
- 片側6Φ、片側8Φの異径インラインカラーを購入
- ベーク材3mm×12mmのカラー(スペーサ)を購入。マルツパーツ館の商品はこちら。
- 3mm×3mm程度のイモネジ(短いものが手に入らない場合は長めのイモネジをボルト切断機能付圧着ペンチで切断)
- 下穴用ルータ(なくても可)
- 3.5mm程度のドリル(基板の穴あけ用に愛用しているタミヤの手動ドリルを使った)
ベーク材のカラーは要は基板をアルミケースなどに取り付けるときのスペーサのことですが、秋葉原だったら確実に手に入るものです。3mmのボルト用のものを使います。丁度、これの外径が6mmなので異径インラインカラーの6mm側に入れて3mm軸の固定に使えるわけです。やわらかい材質なので加工もしやすいし、失敗してもやり直しが簡単です。
工作の手順
- ベークカラーの側面に下穴を開ける
- 3.5mm程度のドリルで穴を広げる
- 異径インラインカラーの側面の止めネジ(4mmイモネジをはずす
- 異径インラインカラー(6mm-8mm)の6mm側にベークカラーを穴と止めネジの位置を合わせるように挿入
- モータ軸をベークカラーに挿入
- 異径インラインカラーの止めネジの穴に3mmのイモネジを挿入(但し今回は別の工作で使用したDIN6ピンの真ん中のピンを切断したものを使用)
- 異径インラインカラーの側面の止めネジ(4mmキャップスクリューに交換:イモネジのままでも可)を取り付けて締め付ける
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