工事担任者DD1種試験不正解例2 ― 2007年12月02日 05時11分15秒
「LANシステムなどの設計に当たり、あらかじめ検討・準備する事項には、システム全体の計画、システムに求められる要件、既存システム及び業務の状況把握などが挙げられる。」
この文章はどうでしょう。
正解は「正しい」ですが、私はこれも「正しくない」と判断しました。
以下が私の考察ポイントです。
- LANシステムとは情報処理システムそのものではないため業務の状況把握は不要
- 既存システムの状況把握って文脈の「システム」ってのはどの程度の範囲なんだ?
- 業務の状況把握ではなく、業務データとしてネットワークを流れるデータ量の平均、最大、時期集中度などの把握、ならわかる。これは業務を把握する必要などなく、統計データの把握で十分。
既にシステム要件は出ているにもかかわらず、更に業務の状況把握までしなければならないのだとしたらめちゃめちゃ忙しい仕事になってしまいますね。あり得ないと思います。
コメント
_ エス・イー ― 2007年12月02日 12時52分59秒
_ 本人 ― 2007年12月02日 23時39分38秒
なるほど。
そういう視点で考えると確かに、業務の状況を把握する必要がありますね。
エス・イーさんコメントありがとうございました。
そういう視点で考えると確かに、業務の状況を把握する必要がありますね。
エス・イーさんコメントありがとうございました。
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いままで家庭にあるようなアナログ電話しか使ってこなかった会社、せいぜいボタン電話しか使ってこなかった会社などいろいろあります。これからLAN設計をするということは、これまでLANシステムとは無縁だった会社と考えたほうが良いでしょう。何らかの必要性を感じてそろそろうちの会社にも導入しようという気になった。こういう会社には業務データとしてネットワークを流れるデータ量の平均、最大、時期集中度など存在しないのです。
また、既存のLANがある場合でも、業務の拡大・変更に伴うリプレースも少なくないので、現在のデータ量だけを見て設計するのは正しくいとはいえないでしょう。