書籍付属ソフトの功罪 ― 2008年10月13日 19時24分40秒
友人のノートPCが起動しなくなりました。
ブルースクリーンで「STOP: C0000135 unknown Hard Error」というエラーでWindowsXP Professional SP2が正常起動できなくなったという症状です。
この症状のきっかけとなったのがたった税別3000円の書籍付属のソフトです。
そのソフトというのは「NHKアナウンス実践トレーニング」というCD-ROMが付属した書籍のCD-ROMに収められていたものです。
この友人は全くPCのハードディスクのバックアップを取っておらず、 復旧するのには以下の手間をかけたのでした。
- BIOSが古くUSB接続のHDDやUSBのCD-ROMから起動できず内蔵のドライブからしか起動できないにもかかわらず内蔵DVDドライブは故障している
- 分解してHDDを取り出してUSB-HDDケースに入れて別のPCに接続してHDDをTrueImageでバックアップ
- この際だからHDD容量アップと内蔵DVDドライブも交換することにし、それぞれを購入
- 新しいHDDと新しいDVD-RAMコンボドライブを装着
- DVD-RAMドライブはマスター/スレーブ設定の問題から認識せず
- DVD-RAMドライブをマスター設定に固定するために半田付け
- HDDドライブとDVDドライブを装着してケースなども全て戻して BIOS起動し、DVDドライブからTrueImage起動が出来ることを確認
- バックアップしてあったHDDイメージをとりあえずそのまま戻す
- 同じくブルースクリーンで起動せず
- 明らかにハードの問題ではなくソフトウェアの不具合と確定
- 途中、設定などを復元するためになるべく試行錯誤して環境を元に戻すことを試みたが最終的にはあきらめてWindowsXPのリカバリCDを使用してリカバリ
- 各種データはバックアップしておいたHDDイメージから地道に復旧
たった、書籍の付録のソフトの不具合のおかげでこのように膨大な作業を強いられてしまいました。 ちょうど3連休だったにもかかわらず金曜日の夜から対応をはじめて、連休最終日の月曜日まで全てこの作業に費やされてしまいました。
粗悪でテストの十分でないソフトはリリースしないで欲しいものです。
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