smc PENTAX-M 50mm F2分解清掃 ― 2015年10月24日 11時40分29秒
後球をマウント側から外して分解して清掃することでかなりキレイになりましたが、一番前のレンズの周囲に「染み」がありました。
アルコールでいくら拭いても取れません。
ちなみに、写真では分かるように撮るのは難しいです。
肉眼ではすぐに分かるのですが。
分解のための工具としてカニ目の代わりに精密ドライバなどを使ったり、フロントの飾りリングを外すのに百均で扱っている家具の足のゴムカバーなどを紹介している情報がたくさんありますが、今回は専用の工具を用意しての作業です。
まず、精密ドライバなどを使うと確実にレンズの該当部分を痛めるので絶対に私はやりません。ゴムカバーは使っても良かったのですが、いくつか百均を探してみたのですが、見つけられませんでした。
フロントの飾りリングを外します。専用の工具を使えば簡単に傷をつけずに回せます。
上記の写真で飾りリングを外すと精密ネジが2個1組で3箇所、6個ありますが、このネジは触ってはいけません。
カニ目を使ってレンズを外します。
上記は前球群を外したところ。
なお、今回の一番前のレンズの清掃だけなら前球群を外す必要はなく、内側のリングをカニ目で外して一番前のレンズだけを外せば問題ありません。
一番前のレンズが外れました。
外したレンズを最初はアルコールで清掃しようとしたのですが、「シミ」は全くきれいになりません。
食器用洗剤を使って洗い落としました。今回使ったのは「キュキュット」でした。
正式なやり方があるのかどうかは分かりませんが、私は「原液」を両面にたらして指でぬるぬる満遍なく擦って、その後水を少量たらして泡立ててさらにぬるぬる洗いました。
「シミ」がある縁の部分の汚れを落とすように擦りながら、くるくる少しずつ回していきました。
力を入れすぎて滑らせて飛んでいって破損させないように注意が必要です。
水洗いは十分に行いますが、ぬるぬるが取れた段階では手で擦るのではなくレンズの表面には触らないように縁をもって洗い流すようにしました。
これで、例の「シミ」は取れていました。
その後、クリーニングペーパーで水気を取って、一旦拭き上げます。
その後、再度無水アルコールとクリーニングペーパーで清掃。
キレイになりました。所要時間は40分位でした。
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