組込み屋さんではdoxygenは普及していない ― 2007年05月06日 04時44分57秒
UNIX系の開発もしくは開発環境に慣れ親しんでいる方たちでdoxygenを知らない方は多分いないと思います。
しかし、UNIX環境が無縁の組込みの現場で既にdoxygenを活用していた、などという現場に出会ったことがありません。
doxygenはC/C++/JAVAなどのソースプログラムからそのソフトウェアの構造や関連を「みえるようにする」ためのツールの一つです。 特に、組込みの特徴の一つである、「コピーして派生物を作る」というスタイルにならざるを得ない開発スタイルの場合、必要不可欠のツールといえます。
にも関わらず、組込みLinuxでの組込み以外の組込み開発の現場では使われていません。
doxygenは当初はUNIX環境でしか動作しませんでしたが、現在はWindows環境での動作も問題なくできるツールで他人の作ったプログラムを解析するのにはなくてはならないものです。 また、納品物としての仕様書をdoxygenで我慢してもらうというような場合にも十分に使えるものです。
現在私が常駐している開発現場でも誰一人doxygenを知りませんでした。 ですが、勝手にソースコードレビューを行うためのツールとしてdoxygenを使っています。
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