無視と失念 ― 2007年09月28日 20時13分55秒
メールでのコミュニケーションは難しい。
ビジネスの連絡手段としてのメールの使い方について前にも書きましたが、連絡項目や報告項目を記録する用途としての電子メールは非常に優れたツールだと思います。
しかし、一方でメールを送信しても相手が読んでいるかどうか100%の確信が持てない状況になっています。それはシステムとして到達しないのではなく、受信相手のメールサーバでスパムフィルターなどの処理がされているときに到達していない可能性があるからです。
もちろん、こちらはスパムメールを送っているわけではなく、正当なメールを送っているわけですが、スパムフィルタの「判断」によってスパムメールに仕立て上げられることが目立ってきているように感じています。
というわけで、メールが相手に到達していることが保証されなくなってきています。
さて、本題である「無視と失念」です。 何らかの返事を想定してのメールに対して全く返事がない場合、それが相手による「無視」なのか返事することを「失念した」のかの判断が出来ません。
無視はビジネスとしては非常に失礼な行為ですから相手に対して抗議したい気持ちにも実際になってしまいます。 「失念」だと無視よりも抗議の度合いは少なくなりますが、ビジネスとしてはやはり失礼な行為でしょう。
そこで、本当にメールが相手に届いているかどうかも問題になるわけです。もしかしたらこちらからのメールが届いていない可能性と同じように相手の返事のメールが自分に届いていないだけかもしれません。
このような状況の対処は結局は長めに返事を待つ。例えば一週間とか、返事を待つことになります。それでも返事がなければ電話を掛けて確認する。なんだか最初から電話を掛けるべきで、詳細な情報だけを「補助的に」メールで送る、という使い方が正解なのかもしれません。
でもね、何かをやっている最中に電話の応対をするのって個人的には嫌いなんですよね。
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