五藤光学ED APO 80mmF8.25鏡筒に植毛紙を貼る ― 2014年09月20日 21時39分59秒
最近国際光器の植毛紙にはまっています。
BORGの鏡筒などにも植毛紙を貼っていますが、五藤光学の鏡筒での作業も実施しました。
30年位前に入手してから実はレンズの清掃などはブロアーでほこりを吹き飛ばす以外には何もやっていないものでしたので、対物レンズ側の分解は初めてです。
フードを止めている3箇所のねじを緩めてはずして、フードを抜きます。
対物レンズセルも鏡筒に3箇所でねじ止めされていますが緩めてはずしてもセル自体はビクともしません。つまり、何らかの冶具がないとはずせません。
対物レンズの光軸調整用の押し引きねじが3箇所にありますが、構造的には引きねじで固定されるはずなのでこのねじを緩めて対物レンズをはずします。
後でわかることですが、この押し引きねじでの光軸調整はあまり調整範囲が広くありません。傾くほどずれている場合はフード取り付けができなくなります。最初の写真を見れば分かりますが、フードとの間に全く隙間がありません。
これでは傾けられるわけはなく、結局はフードに沿って締め付けるしかないはずです。
引きねじ3本はずすと簡単に対物レンズは外れました。押しねじは回さないようにしておいて、再度取り付けるときは引きねじのみで取り付けます。取り付け位置は印をつけて覚えておきます。
対物レンズが外れた鏡筒側はこんな感じ。
まずは対物レンズセルを鏡筒に取り付けているビスが内側に出っ張っていて光っているのが気に入りません。
もともとはM4のビスにスプリングワッシャ1枚とワッシャ1枚で取り付けられていますが、ワッシャを1枚追加して内側の出っ張りをなくします。
こうやって再度ビス止めすると出っ張りがなくなります。
ビスの出っ張りがなくなったので心置きなく植毛紙は貼ったところ。
接眼側のもう1ブロック先にも植毛紙を貼りたいところではありますが、手が届きそうになかったのであきらめました。
フードの内側にも植毛紙を貼ります。
ふたの部分と取り付け部分は貼らないようにします。
対物レンズは初めてアルコールで清掃しましたが、正直、失敗したかも。拭き残りというか染みができてしまったかも。
ドローチューブの内側にも植毛紙を貼りました。
最後に対物レンズとフードを取り付けて終了。
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