ビクセンミニポルタ経緯台の分解2014年09月30日 20時35分34秒

ビクセンミニポルタ経緯台の水平微動と垂直微動ユニットを取り出して利用するために分解してみます。


三脚架台と経緯台の水平微動との間は1/4インチのネジで取り付けられているだけです。

経緯台全体は以下です。

アームのゴムラバー部分をめくると六角レンチが収納されています。この部分は永久磁石が仕込んであり、六角レンチは落ちないようになっています。
また、水平微動ユニットとの連結のM8のキャップスクリューが見えています。簡単に外すことができます。

水平微動ユニットの三脚架台側です。真ん中のネジは1/4インチです。

三脚架台との連結部分は3本のM6キャップスクリューを外すと簡単に外れます。

垂直微動ユニットはアームの横のVixenのカバーを外すとネジ部が露出します。


垂直微動ユニットも水平微動ユニットと同様にM6のキャップスクリューで止められているだけで、簡単に外せます。

垂直微動ユニットには鏡筒をアリガタアリ溝で止めるためのアリ溝プレートが接続されていますが、こちらはM8のキャップスクリューを緩めると簡単に外せます。M8の取り付け間隔は「タカハシ仕様」の35mm間隔となっておりますので、アリ溝は部品単体として流用可能です。

水平微動ユニットと垂直微動ユニットは結局、同じ物だということが分かります。


分解した全部品です。

左はビクセンの市販のプレートホルダーSXで、右側はミニポルタ経緯台のアリ溝プレートです。重量はほとんど変わりません。

コメント

_ もげ ― 2014年10月13日 22時55分52秒

こんばんは。

同じように、ミニポルタの微動ユニットを流用をしようと思っていろいろ検索していたところたどり着きました。

水平微動のユニットと三脚台座をつなぐ部分の仕様を教えていただけますでしょうか。
1.厚みは何mmでしょうか。
2.三脚台座の穴にはめる出っ張りの直径は何mmでしょうか。
3.2の出っ張りには1/4インチのメスネジが切られていると思いますが、穴すべてにメスネジは切られていますでしょうか。

ミニポルタ本体から微動ユニットを摘出したさい、ナットが出っ張っている写真を拝見し、平らな面に取り付けるためには何か1枚かませないといけないと思ったのですが、三脚台座部分を加工すれば何とかなるかと思った次第です。

お時間のある際にでかまいません。ご教示いただけると幸いです。何卒よろしくお願いいたします。

_ yuji ― 2014年10月14日 22時10分20秒

出っ張りすぎなのでプレート二枚製造依頼中です。ご質問の件は改めてまとめますが、概略は以下です。
1.厚みというか出っ張りは15mmです。
2.出っ張りの直径は一番大きい部分で22.5mmです。一番小さい部分は21.0mmです。
3.全てにメスネジ切られています

_ yuji ― 2014年10月14日 22時13分20秒

若干訂正です。
1.は出っ張りのベースの部分の厚みのご質問ですね。厚み11mmです。出っ張りが15mmです。

_ もげ ― 2014年10月14日 23時53分51秒

早速のご回答、ありがとうございました!

そもそもの厚みが11mmもあるんですね。
ナットと干渉しないためのマージンなのでしょうが、ちょっと分厚すぎです。。。

ミザールのK型経緯台をカメラ三脚に取り付けるための三脚取り付けアダプタがちょっと前まで新品で入手できたと思いますが、それの3つ穴の取り付けピッチが合えば、使えるかも知れません。

教えていただいた情報を元に、いろいろ検討してみます。

本当にありがとうございました。

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