ハートレー第2彗星その22010年11月03日 19時41分35秒

ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)を再び撮影してみました。
前回からは、一番明るくなる時期を挟んで同じくらいの光度の時期になってしまいました。

場所:朝霧高原
赤道儀:五藤光学MARK-X+ビクセンSP赤道儀赤緯軸+AL-150
     P型モータードライブによる恒星時自動追尾
カメラ:EOS KissDigital N(無改造):五藤光学EDアポ80mmF8.25同架
レンズ:AiNikkor300mmF4.5絞り開放
ISO800設定:RAWデータをDPPによりデフォルト現像でJPEG化(画像サイズを小さく修正)
画像処理なし(ダークフレームの処理もしていない素の状態)

今回もかなり雲がある状態。
雲が晴れたのは月が昇って来てからですが、月が富士山に隠れるようなことを期待して決行したのは正解でした。
実際に月は富士山に隠されていたので明かりの影響は少なく出来ました。

今回はきちんとレンズにヒーターをつけたので曇りの心配はなし。
気温は1℃程度だと思います。


当初彗星の位置を眼視で確認出来ておらず、予想位置座標の赤経、赤緯と目盛環により大まかに導入して撮影を行いました。
以下は検討ハズレの写真。

極軸あわせ後の初期撮影。彗星は写っていない。2010/11/03 0:32:32 115秒

晴れ間が増えてからもまだ眼視確認できておらず、以下は偶然フレームの中に彗星が入った写真。縦構図での一番下側が彗星。

彗星が偶然写っている。2010/11/03 1:02:52 115秒

以下もカメラを回転させて横構図にはしていますが、写っているのは偶然。左端が彗星。
彗星が偶然写っている。2010/11/03 1:08:49 117秒

以下も撮影位置を変更したものだが、まだ見つかっていない。曇っているので双眼鏡でも確認できていない。彗星は再びフレーム外に。星が写っている写真をアップしていますが、肉眼的には曇ってます。インターバルタイマーで連写しているので晴れ間の関係で写っているような状況です。
珍しく現場には他の人も観測にやってきていたが、この時点で待ちきれずに全員撤収。ご愁傷さまです。これから晴れるのに・・・
彗星は写っていない。2010/11/03 2:30:41 117秒

だいぶ晴れてきた。位置修正したがまだ未確認。再び偶然彗星がフレーム内に入る。
彗星が偶然写っている。2010/11/03 3:03:32 115秒

彗星が偶然写っている。2010/11/03 3:05:29 97秒

以下、晴れ間が広がり、彗星も眼視捕捉。望遠鏡で導入するがカメラとは少し光軸がずれている。
彗星眼視捕捉。2010/11/03 3:11:15 115秒

彗星眼視捕捉。2010/11/03 3:13:12 117秒

彗星眼視捕捉。2010/11/03 3:15:12 117秒

完全捕捉で、位置を微調整。
彗星眼視捕捉。2010/11/03 3:20:02 115秒

結構人工衛星が写っているので以下ピックアップ。
人工衛星と彗星。2010/11/03 3:23:59 117秒

人工衛星と彗星。2010/11/03 3:56:37 117秒

人工衛星と彗星。2010/11/03 3:34:37 117秒

人工衛星と彗星。2010/11/03 4:52:37 117秒

この時の月。地球照を撮影する程度に露出を延ばすとゴーストが写っちゃいました。同じレンズなのでスケール比較に。
地球照とゴースト。2010/11/3 5:12:07 1/6"

富士山と月。
富士山と月。2010/11/03 5:41:05 1秒

ハートレー第2彗星その3とHAL130三脚導入2010年11月06日 13時42分37秒

ハートレー第2彗星(103P/Hartley 2)撮影の3回目。

場所:朝霧高原
赤道儀:五藤光学MARK-X+ビクセンSP赤道儀赤緯軸+HAL-130
     P型モータードライブによる恒星時自動追尾
カメラ:EOS KissDigital N(無改造):五藤光学EDアポ80mmF8.25同架
レンズ:AiNikkor300mmF4.5絞り開放
ISO800設定:RAWデータをDPPによりデフォルト現像でJPEG化(画像サイズを小さく修正)
画像処理なし(ダークフレームの処理もしていない素の状態)

今回は天気が良い。雲一つなし。月もなし。

今回もきちんとレンズにヒーターをつけたので曇りの心配はなし。
気温は0℃程度だと思います。
で、脆弱なシステムなので300mmの望遠を使っての追尾が甘い。
改善のために三脚をHAL130に変えてみたのですが、結果は期待通りにはなりませんでした。


以下のような失敗写真を量産してしまいました。
バランスは今回完璧にとったし、極軸あわせも念入りにやったのにな。
モータの減速ギアまたはウォームギアのかみ合わせなどの問題(いわゆる、ピリオディックモーション)を検討する必要あり。
ま、鏡筒バンドの上にカメラを乗っけることもホントは良くないけど今回の問題は周期的にずれの量が変っているので鏡筒バンドの問題ではないでしょう。
三脚自体も問題ないと思いますが、複数の失敗要因を解決しないといけないということでしょうね。
失敗写真。2010/11/06 0:24:44 115秒

以下、比較的状態のいいものをピックアップ。
2010/11/06 0:30:41 117秒

2010/11/06 0:52:47 117秒

2010/11/06 1:04:47 117秒

2010/11/06 1:16:47 117秒

2010/11/06 1:28:47 117秒

2010/11/06 1:52:47 117秒

2010/11/06 2:00:47 117秒

2010/11/06 2:14:47 117秒

エンクロージャ設計ソフト2010年11月07日 02時55分05秒

便利でマニアックなソフトありがとうございます。

ステレオ誌スピーカユニット用エンクロージャの製作その12010年11月14日 19時35分08秒

STEREO誌2010年7月号の付録のスピーカユニットに関連して、他の人たちとは全く違う動きをしています。ちょっと忙しい案件の最中なので完成形までは持っていけてはいませんが、先にエンクロージャの製作に着手しています。
だって、ユニットができた時にはすぐにエンクロージャに取り付けたいじゃないですか。

設計方針としては壁掛け前提で、現在のメインスピーカとの置き換えです。
現在のメインスピーカはFE83を使ったもので、エンクロージャも少し大きめの「失敗作」です。我慢して聴いていたので、今回は本気の入れ替えシステムです。

エンクロージャ容量:2リットル程度
バスレフ:fdは100Hz程度での設定を考えています。
木材は12mmのパイン材を使います。近くのホームセンターで在庫が豊富なので。
カットももちろん、ホームセンターでお願いします。
300mm×1200mmを1枚使って2本分の板取りを行います。

これまでの私のエンクロージャとは違って、ステレオ誌の記事も参考にしてヒノキの三角材を使うところが特徴。
吸音材も他の人を参考にして「脱脂綿」を使います。脱脂綿は身体に害を及ぼさないのと、入手が近所でも出来るから。
ちなみに、スピーカターミナルはまだ入手していません。

以下はカットしてもらった板を仮組みしたところ。未接着です。
切った板を仮組みしたところ。

以下は三角材のカット状態。
10mm角の三角材をカットしたところ

三角材接着中。
三角材を先に接着

三角材を背板に接着したところ。これをガイドにして板を各4枚を組み上げる予定。

で、今日はここまで。