M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZにワイコン ― 2015年10月25日 16時42分13秒
オリンパスのM.ZUIKOレンズのキットレンズの標準ズームレンズには2種類あります。
従来型はM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ Rです。このレンズはレンズ先端にワイドコンパージョンレンズWCOM-P01とフィッシュアイコンバージョンレンズFCON-P01が装着可能です。
ですが、新型のパンケーキ型M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZにはコンバージョンレンズが用意されていません。
そこで、Panasonic LUMIX用のワイドコンバージョンレンズを取り付けて実験してみました。
使ったのはDMW-GWC1です。
はい。装着した写真は以下です。37ΦのアダプターリングVDW2496を介しての取り付けです。
因みにアダプターリングというのはステップアップ/ダウンリングのことではありません。
このパナソニックのワイコンの取り付けには専用のアダプターリングがないと取り付けられません。
ワイコンを新品購入すると46Φと37Φのアダプターリングが付属していますが、中古入手などでアダプターリングがない場合は部品だけを購入する必要があります。
ヨドバシ・ドット・コムなどでも送料無料で購入できます。
作例は以下。
画質的には問題なさそうです。
富士ヶ嶺にて。
富士山、しし座、金星、木星、火星、イリジウムフレアが写っています。
E-PL6、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ、DMW-GWC1、F3.5、ISO3200、30秒露出。
ピントが甘いのはレンズのせいではありません。
smc PENTAX-M 標準レンズで星を撮る ― 2015年10月25日 18時14分31秒
smc PENTAX-Mの標準レンズの2本を星撮りで試します。
テストするレンズはsmc PENTAX-M 50mm F1.7とsmc PENTAX-M 50mm F2です。どちらもヤフオクで入手。
F1.7は2300円+597円=2897円、F2は2500円+756円=3256円で入手。
F値が近いレンズですが開放の描写は驚くほど違いました。
こちらはsmc PENTAX-M 50mm F2です。接着剤シミがありましたので分解清掃しました。もともとカビはありませんでした。
こちらはsmc PENTAX-M 50mm F1.7です。こちらもヤフオク入手品ですが、見た目はかなりきれいでした。但し、後球の貼り合わせレンズ部分の周辺にクモリがあります。分解するとこれが分かるのですが、組み込んでしまうと全く分からなくなるのが面白いところ。
星の写真を撮る場合は夜露をふき取ることがあるために私の場合は基本的にプロテクトフィルターを使っています。
■開放F値での撮影テスト
ボディはK-30です。
まずは、smc PENTAX-M 50mm F1.7です。
ISO1600、F1.7、30秒露出。恒星時追尾していますが固定が甘く、極軸調整不良のための流れがありますのでそれを加味してください。
フリンジというか、「にじみ」がかなりあるのが分かります。
次はsmc PENTAX-M 50mm F2
ISO1600、F2、30秒露出。条件はF1.7と同じですが、こちらはにじみは少なくなっています。
■絞って撮影テスト
smc PENTAX-M 50mm F1.7をF2.8に絞ったもの。
ISO3200、30秒露出です。開放とは異なり、かなりまともになりました。
smc PENTAX-M 50mm F2をF2.8とF4の間まで絞ったもの。本来はF2.8で統一すべきですが、F1.7と同様に2クリック絞ったらF2.8ではないことに後から気付いた、という始末。
ISO6400、30秒露出です。ISO3200で統一していないことに後から気付いた二重のミスです。
絞ることが前提ならばF1.7の方の収差が少ない印象ですが、F2でも実用になる感じです。
F1.7の絞り開放の画像がバルサム切れの問題ならばバルサム切れのないF1.7をためしたいところです。
これから入手するのであれば、バルサム切れの心配が皆無なF2が無難でしょうか。
F2の方は貼り合わせレンズを全く使っていないため、バルサム切れ問題は発生しないのです。
F1.7のバルサム切れは軽度のものの場合は分解しないと分からないので良品を入手するまで試行錯誤を繰り返すのか、という問題があります。
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