五藤光学8cm赤道儀にMARK-X式でモータードライブを取り付ける金具加工完了 ― 2015年07月16日 17時22分44秒
前日失敗した金具の加工ですが、リトライです。
使う物は5mm厚で幅10mmのアルミフラットバーと樹脂製の6Φの丸型スペーサです。金属製の丸型スペーサがあればそちらの方がもっといいでしょう。
左がリトライ用に切断準備した金具で右側が失敗品。
右が新しいもの。
寸法の目安。長いほうはM5とM6の貫通穴。短い方はM3とM5のタップ穴を開けました。
金具の長さは大丈夫そう。
組み付けた感じは以下です。
使うボルトはM6とM5、回転止めピンはM3でネジ止めします。
本体部分に干渉する部分はヤスリで削ります。
M6のボルトで本体に取り付け。
金具の連結部分を何度か取り付けて位置決めしているうちに本体の塗装にキズをつけてしまいました。申し訳ありませんでした。古い塗装なのでかなり弱くなっているので注意が必要です。
MARK-X赤道儀のP型モータードライブのモータを取り付けてみたところ。
今回製造したモータも同じように取り付けられます。
以下のモータードライブは全て取り付けられます。
五藤光学8cm赤道儀にMARK-X式でモータドライブを取り付ける金具製造開始 ― 2015年07月15日 17時51分08秒
いろいろなメーカが自社の赤道儀用のモータードライブを用意していますが、その取り付け方法は平ギアで連結する構造が主流で、モータも赤道儀本体にボルトで固定します。
赤道儀に内蔵するような構造の赤道儀も同様です。
そんな中で、MARK-X赤道儀のモータードライブはモータを赤道儀本体には固定しません。
モータードライブはウォーム軸部分で固定するだけで、そのモータを「回転止めピン」で回転しない様にしています。
これと同じ方法で今回もモータードライブを赤道儀に取り付けます。
元々の五藤光学8cm赤道儀用のモータードライブはACモータを使った物で巨大なものですが、その取り付けはMARK-X赤道儀式ではなく、赤道儀本体に一つだけ開いたM6のタップ穴に取り付ける形になっていました。
その一つだけのM6タップ穴から金具を使ってウォーム軸近くまで伸ばしてそこに回転止めピンを取り付ける、というのが今回の取付金具のプランです。
まずは幅10mm、厚さ5mmのアルミフラットバーを用意して、切断します。長さなどは現物あわせです。
2本を連結して取り付けるので2本必要です。
回転止めピンそのものは片側がM3のオスネジのスペーサを使いますので、
M3タップ穴が必要でそのバーの一方はM5、M6などでタップ穴を開けます。
この日は手持ちのタップがM6だけだったのでM6でタップ穴を開けました。
仮の取付で具合を見ます。
M3のタップ穴は位置をいろいろと試すためにいくつか開けています。
結論から言えばこの日の加工は失敗。
モータをウォーム軸と連結する部分のつまみ付のM4ボルトが金具と干渉してしまいます。
五藤光学8cm赤道儀受け取り ― 2015年07月13日 20時46分05秒
モータードライブコントローラとモータをケースに組み込む ― 2015年07月12日 23時19分41秒
モータを取り付ける加工をしたケースですが、一旦モータを外してコントローラ基板を取り付けるための加工を行います。
この加工の「キモ」は増速、逆転操作用のスイッチの穴と機能切り替え用のディップスイッチを外に出すための四角い穴を開けるところ。
その為に一枚部品を実装していない基板を使って「型」にします。
外側から基板取り付け穴を開けて一旦固定します。
基板を外してディップスイッチ部分の角穴を開けて改めてケースに取り付け。
型を使って穴の位置をマジックで線を引いて、その線に沿ってルータで小さな穴をたくさん開けます。
開けた穴の間をルータで削って大まかに穴を抜きます。
ヤスリ加工で整えたところ。
ケース加工が終わったのでケースに基板を取り付け。
ケース内側はまだ電源用のDCジャックは取り付けられていないところ。
DCジャック用穴開けも終わって、加工最終段階。
リモートスイッチ用のステレオジャックも取り付けて、ほぼ、完成。
仮の出来上がり。実はウォーム軸部分と連結するカプラ部分はかぶせただけで固定していません。
このモータードライブ自体はMARK-X赤道儀にそのまま取り付けられる物です。
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