MARK-X純正モータードライブ修理2009年11月15日 15時29分22秒

やっと時間が取れたので五藤光学マークXのモータードライブの再修理を実施しました。以前実施した時の修理の状況はこちら

以前の修理は代替のモータである、日本電産製を使いましたが、今回は特注対応してもらった純正モータです。

分解中のモータドライブです。右にあるのが純正のパルスモータ。
MARK-X純正モータードライブの再分解

以下は非純正のモータを取り付けていたときのコネクタ結線状態。
非純正モータ接続状態のコネクタ部分

非純正モータに取り付けられたギア部分。
MARK-Xモータードライブ分解中

モータを取り外したモーターケース。ずん切りボルトは純正状態ではありません。スペーサの取替のためにねじ込んだものです。
モーターを取り外したモーターケース

新品の純正モータにギアを取り付け。
新しい純正モータにギアを取り付け

純正モータのケーブルをコネクタに結線したところ。色の対応付けの仕様は以前のものから変っていません。
純正モータへの結線状態

新しいモータをケースに納めた所
モータードライブケースに新しいモータを納めたところ

コネクタを装着。ハンダ付け時にケーブルを全く切断していないので納まるかどうかちょっと心配している。
コネクタを装着

M3ナットとワッシャ、スペーサを取り付け
スペーサを取り付け

修理完了です。
ですが、従来品ではギアとの間で遊びがあったのですが、今回の組み付けた状態では全く遊びがなくなってしまいました。実用になるのかちょっと心配。
修理完了

遊びが全くなくなったモータードライブの動作チェックの結果は特に問題ありませんでした。ひと安心です。

機材チェック2009年11月15日 23時58分53秒


GOTO MARK-X用の純正架台にビクセンのAL-150改造品を取り付けて実用に
なるかどうかの実験のために観測を実施。

80mm屈折鏡筒とC8を持っているのですが、今回はある程度の重量のあるC8でチェックしてみました。
C8を搭載したところ

モータードライブ修理品の動作チェックもかねています。
モータードライブ修理品については、木星をしばらく追尾した限りは特に問題なしでした。遊びがなさ過ぎで心配していたのですが。

架台部のアップ

以下は三脚をより多めに見せるために引いてみた。
三脚の状態重視に引いてみた


今回の検証では自作のモータドライブが純正架台の上にベースモデルを載っけていると取り付け不能ということが判明。

仕方がないので、自作モータードライブではなく純正のP型モータードライブを取り付けています。

以下は自作モータードライブをカートンの架台とミザールの三脚のセットで使用中。
マークXベースモデルとカートン架台と自作モータードライブ

自作モータードライブでのテスト再び。
オリオン座をEOS Kiss Digital(初代)+COSINA 24mmF2.8で撮影。露出時間は86秒。スジは雲が流れているところ。でもこの写真、ピンボケだし流れているし、悲惨ですね。ピントリング確認して再テストが必要かも。
自作モータードライブ+EOS Kiss Digital+COSINA 24mmF2.8で撮影したオリオン

望遠系での撮影のテスト。危ない感じ。200mmF4なので320mm相当です。Nikkor QC Auto 200mmF4のレンズテストも兼ねていたりして。露出時間は109秒です。
EOS Kiss Digital+QC Nikkor 200mmF4で撮影したオリオン座小三ツ星

同架していたNikonF-501+AiNikkor24mmF2.8SとISO800のフィルムでのおうし座付近の写真
Nikon F-501+AiNikkor24mmF2.8+FUJICOLOR SUPERIA Venus800で撮影した