KCP+なau端末の疑問 ― 2009年06月23日 00時10分14秒
私は組込み分野の一つである携帯端末の開発には関わったことがありません。
立場としては完全にユーザです。更にユーザといっても端末オタクというわけでもなく、ごく普通のユーザだと思ってください。
さて、au端末は2008年からKCP+というプラットフォームに移行するということだったと思うのですが、実際には現在売られている端末の中にKCP+ではなく、KCPのものが混じっています。
最近、使っているW53Tに飽きてきたこともあって、白ROM端末を物色していました。
手に入れた端末はre(W63S)とW61Kです。reはKCP+でW61KはKCPです。 W61Kはカタログ落ちしているので別として、現在カタログに載っているW64SやW65K,K002,NS01,NS02,W63SH(URBANO),W63K,K001などもKCPのようです。要は、京セラはKCPということですね。
さて、KCP+が導入されてから1年以上経っているにもかかわらずにreの動作は巷での評価通りに、「遅い」です。 実際にはauICカードを入れていないので確認できる範囲は限られているのですが、それでも十分に遅さを体感できます。
それ以外にもいろんなところで不具合報告されていますが、ちょっとひどいですね。 例えばこちらの情報など。
あと、全般的にフォントが統一されていて一律「文字が細い」です。reも驚くほど「細い」。見づらいのでこの点だけでも使う気が失せます。ただ、興味本位に使ってみたいとは一方では思うのですが。
いくら端末リリースのタイミングがあるのだとはいっても開発期間を圧迫してろくにテストしないからこんなことになるんですよね。最近関わったどっかのF○X○○機を思い出します。
あとは、プラットフォーム周りの開発は本当に組込みが分かっている人に任せて欲しいですね。カタログスペックでエンジニアを選ぶからつまづくことになる。
プラットフォームに依存する問題なので、ケータイアップデートでの対応は根本的なOS周りではなく、小手先のアプリケーション側での美しくない対応をしていると思われます。
KCPな端末がまだ残っているのは単なるそのメーカの体制の問題なのか、「退行」の意思の表れなのか・・・・ Android端末の開発も行われているようで、KCP+の意義は何だったのかが問われるのではないかと思います。
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